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━━━━  腰痛にもいろいろな種類・原因があります

今回はギックリ腰を中心に、いろいろな腰痛についてお話ししてみようと思います。

皆さんはギックリ腰になったことはおありでしょうか? ギックリ腰は「魔女の一突き」などと言われる急に発生する動けないくらい痛みの強い腰痛のことです。

「要注意の腰痛って何?」で書いたような疾患に関係のない場合でもこのように強い痛みの腰痛が発生することがあります。


━━━━ 背骨と背骨の間のクッションが飛び出る椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアという名前は聞いたことがおありでしょうか? これはギックリ腰に関係する病名としてよく聞くものだと思います。 

通常背骨というのは首から腰まで30個程度の骨(脊椎せきつい)が連なって出来ています。2つのせきついの間には椎間板というクッションがあるのですが、そのクッションが潰れて中身が飛び出して、その近くを通っている神経に悪さをしているのが椎間板ヘルニアです。またクッションが潰れて中身が飛び出しても、痛みがなかったり、神経に悪さをしていない場合もあります。

腰部の椎間板ヘルニアではどういうことが起こるかと言いますと、典型的にはひどい腰痛と腰部から下肢に広がるしびれや感覚の鈍磨などの神経痛です。特に座骨神経痛が多いのですが、殿部で座骨神経が出てきる辺りに押すと痛みが出てくることも多いです(左右のお尻の✖️印)。


━━━━ 骨盤の周辺に痛みが出る腰痛

同じようにギックリ腰でも骨盤(仙骨)辺りに痛みがある腰痛もあります。この場合はひどい時には寝ても座っっても立っても腰が痛み、かろうじて取れる姿勢が左側または右側が下の横向きで寝る姿勢なんてことも少なくありません。また繰り返すことも多く、10年も20年も痛みを抱えている方もいらっしゃいます。

図では左右のお尻の間の◯印の辺りが痛むのですが、指で押してみても痛みが隠れていることがあり、なかなか痛い部位が見つけられないこともあります。

当院では痛む場所からこのような腰痛を骨盤が関係している腰痛と考え治療を行っています。この腰痛でも下肢にしびれなどの座骨神経痛様の症状が出ることがあります。


━━━━ 他にも腰に関連する症状は色々あります

 他に多いのは神経症状も認められず、筋肉もしくは筋膜が原因と考えられる腰痛(筋筋膜性腰痛)です。

また、ご年配の方で歩いていると脚が痛くなったり、重くなったりして動かせなくなり、しばらく休むとまた歩けなくなるという場合もあります。これは腰痛がない場合も多いのですが、背骨の中の神経の通り道が狭くなって発生する(脊柱管狭窄症)ことが多いです。同じように休みながらでないと歩けない症状では、血流が関係している場合(バージャー病)もありますので注意が必要です。