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当院を受診されたことのある方の中には、別に首や腰の症状ではないのに首や腰の状態をチェっくされて「なんでだろう?」と不思議に思われた方もいらしたかも知れません。もちろんできるだけその場で説明させていただいているのですが、改めてもう一度ここでお話ししておこうと思います。 

実は変動経絡検索法(VAMFIT:ヴァンフィット)という東洋医学の理論に基づいた体の状態の確認法です。東洋医学では体にはツボ(経穴)や体の流れ(経絡)があると考えられていて、はり灸治療はそのツボや体の流れを念頭に置いて治療するのですが、この方法を考案された木戸正雄氏は、東洋医学の古典である黄帝内経素問や霊枢などの書物を精査し、首や腰にほぼ全ての体の流れが通っていることに気がつかれました。つまり体の流れに異常があれば、首や腰の状態も変化しやすいのです。

毎日ストレッチやヨガなど体を動かされている方は、例えばカゼやお腹の調子が悪いときなどに体の動きも調子が悪くなることを経験されていると思います。首の痛みや腰痛など筋肉や骨の異常でなくても、体調が悪ければ体の動きに影響するのです。

逆に言えば、ストレッチなどの調子が悪いときは「あれ?体の調子が悪いかな?」と気づくことができるわけです。それをはり灸治療に使えるくらいにシステムが構築化されたものがVAMFITだと考えると分かりやすいかも知れません。

しかもこのVAMFITを利用できると、どのような原因で体調が変化しているのか治療する側としても、どのツボや流れに治療したら良いのか詳細に判断しやすいのです。その上、患者さん自身も治療の前後で、首や腰の動きが改善するかを確認することで施術の効果を自覚しやすいというメリットもあります。

(つづく)


【参考文献】「変動経絡検索法(VAMFIT)〜だれでもできる経絡的治療〜」木戸正雄著、2003年、医歯薬出版

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